競馬予想 第54回 有馬記念 (GT)
1番人気〔5・1・0・3〕。凡走は01年テイエムオペラオー、02年ファインモーション、07年メイショウサムソン。1頭は「3歳牝馬」で納得できるが、問題は他2頭。実はこの2頭は「前走JCを1番人気で負けた馬」だった。これは05年の有馬で2番人気=8着だったゼンノロブロイも該当し、例外はシンボリクリスエス1頭だけ。実力馬が前走のJC敗退で「力の衰え」や「調子の下落」のサインを出している可能性があるので注意したい。よって、1番人気馬を「前走1着の4〜5歳馬」に限定すると〔4・0・0・0〕とすべて優勝している。
連対馬18頭を年齢で分けると、4歳=9頭、3歳=5、5歳=2、6歳以上=2.4歳が半数を占めている。ステップでは連対馬18頭中9頭がジャパンC。そのうち8頭が「JC3着以内」だった。
有馬は人気上位同士の決着が多いが、まれに極端な低人気馬が穴をあける。過去9年で6番人気以下は4連対しているが、いずれも「向正面で4番手以内」だった。穴をあけるのはマークの薄い先行馬。これは歴史を掘り下げても適用可能で、92年以降の5番人気以下の連対10頭のうち、条件を満たしていなかったのは94年のヒシアマゾンだけである。