競馬予想 第57回 毎日王冠(GU)
天皇賞・秋の重要なステップレースだが、今や天皇賞がジャパンカップの前哨戦になった感があり、レースのムード自体が変わりつつある。
10年前に馬連万馬券。3年前は馬単・3連複が万穴。昨年の3連単147万円台は極端だとしても、波乱が目立つようになってきた。
ただし、連対20頭中16頭が重賞勝ち。レベルがそれほど低くなったわけではなく、バランスオブゲームやサンライズペガサスのようにGUでは上位クラスの馬でないと信頼できない。
間隔2ヵ月以上の連対馬が20頭中16頭。GTが目標なら、ここで休み明けなのはむしろ自然である。中には仕上がり途上のため人気になって消える馬もいるが、久々でも実力馬が軸になるレースだ。また、順調に使われていた5頭はいずれも前走重賞3着以内。かなりの勢いが必要で、昨年のメイショウカイドウのようにGVレベルの馬では通用しにくい。
春以来となる秋の東京開催は絶好の馬場状態で、最近3年は稍重ながら勝ちタイムは1分45〜46秒台。ただし、単純な前残りの年は少なく、テレグノシスはいつもの追い込み競馬で届いている。開幕週でも直線勝負の馬を軽視してはいけない。
3着止まりが続いているが、東京施行の連対馬18頭中9頭は4歳馬。3着以内には必ず食い込んでいるだけに、今年も要注意だ。