競馬予想 第12回 ファンタジーS(GV)
ファンタジーSの好走馬は阪神JFでは不振。その裏返しで1600M(以上)実績がある馬はファンタジーSでは不振。1600M以上で勝ったことがある馬は〔0・1・1・14〕で、昨年のイクスキューズが最初の連対例。ただし、この馬もボストンハーバー産駒で本質は中距離馬ではない。
一方、1200Mの重賞で連対実績があった馬は〔3・1・2・5〕と好成績で、このタイプが1〜4番人気になれば〔3・1・2・0〕。
要するにこのレースはスプリンターに向いており、スプリンターではないのに勝つようだとスイープトウショウ、ラインクラフトといった超A級になる(ただし2頭とも阪神JFは3着以下)。
連対20頭中すべてが前走3着以内。しかも20頭中19頭は前走が1200〜1400Mだった。前走が1600Mだった馬は〔0・0・0・12〕。1〜3番人気が4頭このパターンで消えている。
2歳〜3歳初期の重賞で短距離馬が強いレースは「素質より実績」という傾向になりがちで、このレースも例外ではない。連対20頭中10頭はキャリア3戦以上で、うち4頭は5戦以上。一方、キャリア1戦馬は4連対だけで、勝った3頭はプリモディーネ、スイープトウショウ、ラインクラフト。キャリア1戦で勝てるようならGT級。