競馬予想 第57回 ダイヤモンドS(GV)
1000万や1600万には3000M級のレースがないので、長距離適性が高すぎる馬はオープンまで上がって来れないことが多い。そういう馬が東京3200〜3400Mという特異な条件に出走し、しかもハンデ戦で斤量が軽くなれば台頭の余地は十分。連対20頭中9頭は前走が1000万か1600万条件で、そのうち8頭は前走で負けていた。
前走がオープンだった11頭中8頭は前走が万葉S(3000M)で、その他3頭はAJCC(2200M)か日経新春杯(2400M)。つまり、前走が2000M以下のオープンだった馬は消し。
格や実績は関係なく、長距離適性だけが重要。したがって長距離実績は重要(3000M以上出走経験か2500M以上1着)だが、この項目を満たさない馬の出走自体が少ないのであまり意味はない。
血統面からの注目は、やはり現役bPの長距離血統=ダンスインザダーク。何の条件もつけなくても〔2・1・1・3〕。すでに長距離重賞実績がある馬(ダイタクバートラム、ファストタテヤマ)だと妙味がないうえに成績も良くないが、「待望の長距離」というタイプなら狙い目。
関東馬〔2・5・1・60〕、関西馬〔8・5・9・45〕で、完全に関西馬が優位。調教の差が出る長距離では「西が断然優位」となりやすい。