京都2400MのGUだがハンデ戦のぶん京都記念や阪神大賞典などと比べると、勝ち馬には一応メジロブライト、ステイゴールドなどの名前があるとはいえ、格式が落ちるのは明らか。
 前走の着順は、良いにこしたことはないだろうが、特に気にする必要はない。2ケタ着順4頭など掲示板を外していた馬が半数を占める(出走取消を含む)。前走の内容にあまりこだわるのはあまり得策ではない。
 1〜3番人気の上位人気馬同士の決着は、平成11年に1度あるだけ。10回中5番人気以下の伏兵が連対したのが7回。本命党は手を出しづらいレースといえる。とはいえ、人気薄同士で決着したのは皆無で、上位人気馬から人気薄に流すのがいいだろう。
 脚質的には、距離こそ違うが、京都金杯同様逃げ馬の不振が目立つ。4角で2〜5番手にづけた馬が過半数を占めており、やはり好位相が優勢なのだが、かなり極端な追い込みも決まっている。京都外回りを逃げ切るのは難しく、差し脚鋭い馬が有利ということか。
 トップハンデは[4・1・0・10]だが、連対した5頭の斤量は57.5、56、59.5、58キロ。57キロ以下で連対したのはエリモダンディーのみで、ハンデキャッパーの評価がそれほど高くない「軽いハンデ頭」は軽視したい。