1番人気は[4・2・1・3]。弥生賞とチューリップ賞は似ていて、スプリングSはフィリーズレビューに似ている。すなわち、弥生賞やチューリップ賞は「1番人気は今ひとつだが人気薄の台頭も少ない」が、フィリーズレビューやスプリングSは1番人気は信頼できるが人気薄の台頭も多い。
 ただ、以前は「重賞連対歴がある1番人気は信頼できる」という傾向だったが、2年連続で前走重賞1着馬が4着以下に沈んでいる。2番人気[2・0・0・8]、3番人気[0・1・1・8]と不振なのは以前からの傾向で、馬連平均8490円と荒れている。
 5番人気以下の連対は10頭。4頭は前走1600M以上の500万で連対していた馬で、他の6頭中5頭は近2走のどちらかに「1着かオープン3着以内」があった。2戦連続で凡走していたのは「2走前がGT→前走がダート」という馬のみ。ただし、全体では連対20頭中15頭は前走3着以内。
 連対20頭中17頭はキャリア4戦以上で、キャリア豊富な馬が活躍している。キャリア3戦だった3頭をみると、3戦3勝で前走重賞1着、3戦2勝で前走GT2着。3戦2勝で重賞初出走だった昨年のダンスインザモアはレアケースに属する。
 1勝馬は1連対だけ。1勝馬の3着も1回だけで、格下馬が皐月賞の出走権を獲得することは少ない。なお、2〜3着した1勝馬2頭は両方サンデーサイレンス産駒。この種牡馬は実績不問。