競馬予想 第57回 ラジオNIKKEI賞(JpnV)
一昨年からハンデ戦となったが、実力に比例してハンデが決められているというより、表面上の実績(2歳時に重賞勝ち、3歳初期に重賞2着、など)で斤量を課せられている。実態は「斤量さが大きい別定戦」に近く、したがって重ハンデ馬は苦戦の傾向。一昨年は54キロの牡馬が1、2着で、3着は51キロ牝馬。トップハンデ(56キロ)の1番人気は4着、ハンデ2位(55キロ)は9着。昨年は56キロの4、1、3番人気が3、6、7着。トップハンデ(57キロ)は人気にもならず9番人気14着。勝ったのは52キロ(南半球産)の2番人気、2着は54キロだった。
前走がGTだった馬は10年で[1・2・3・23]と元々良くなかったが、ハンデ戦の近2年は[0・0・1・4]。出走数自体が減っているし、今後は連対することはまずないだろう。
また、別定戦時代は「前走1000万1〜2着」という馬が8年で3勝していたが、昨年は前走1000万1着馬がハンデ56キロで6、7着。このタイプも今後はあまり期待できない。
ハンデ戦時の連対馬4頭は「芝での連対実績は500万まで」だった。過去10年でも連対20頭中1頭は芝のオープンで連対なし。実績があるとハンデが重くなるので、不問というより不要。