競馬予想 第52回 有馬記念(GT)
1番人気は過去9年で〔4・2・0・3〕。着外3頭のうち2頭は3歳馬で、残る1頭は平13年のテイエムオペラオー。同馬は平12年も1番人気だったが、その年が天皇賞(秋)→JC→有馬記念と3連勝を達成していたのに対し、13年は、天皇賞(秋)2着→JC2着ときて、最後の最後に力尽きた(それも5着)。これは1番人気の馬に限った話ではなく、過去の実績を買われて人気になるも「すでに峠を越えて惨敗」という馬がよく出現するのも有馬記念のパターンのひとつ。
前走はジャパンCからの参戦が18頭中9頭と半数を占める。またその9頭のうち8頭まではJC5着以内だった。ただ、前走着順でいえば、連対18頭中8頭が3着以下に負けており、特に平10年のグラスワンダーは前走がアルゼンチン共和国杯5着から連対を果たしている。後から思えばこの2頭は超一流馬だったわけだが、この時点ではまだ古馬GT初出走の身であり、逆に前走で負けていたことで体力の消耗がなかったことも好走因か。
過去9年で5番人気以下の連対馬は2頭だが、ともに先行馬だった。この条件は過去15年に広げても問題なく、過去15年の対象馬7頭すべてが4コーナーで5番手以内の位置にいた。