旧京都4歳馬特別の継承レース。秋に菊花賞トライアルとして行われていた同名レースとはまったく別物で、ダービーへのステップレース。
 まず、1番人気が[3・0・1・6]とひどい成績。3着以下7頭中5頭が皐月賞出走馬で、このレースの鍵を握るのは皐月賞出走馬の取捨だ。
 皐月賞出走馬は[2・1・3・20]。率は悪いが「要らない」わけではない。鍵は連対3頭の皐月賞の着順が15、17、14着だったことで、逆に皐月賞1ケタ着順馬は[0・0・2・3]。要するに皐月賞「好走」馬が危険なのであって、皐月賞凡走が巻き返す可能性はある。なお、皐月賞組で連対した3頭は2走前(皐月賞直前)が若葉S(阪神)だった。阪神のトライアルから皐月賞に向かって凡走、京都に戻って巻き返す。というのがパターン。
 皐月賞好走馬は危険なのに対し、平成12年以降前走500万出走馬が6連対。6頭中2頭は「500万2着」だから、実績は重要ではない。
 距離が2000Mだったころは前走が1600〜1800Mだった馬も連対していたが、2200Mになってからの連対馬はすべて前走が2000M以上。なおかつ、すでに2000M以上で連対(1着かオープン2着)していた馬しか連対していない。京都外回り2200Mは菊花賞トライアル時代には本番(菊花賞)に直結していたほどで、「長距離」のカテゴリーに属する。