競馬予想 第21回 ファルコンS(GV)
一昨年までは6月の中京最終週に行われていたが、昨年から(クリスタルCの廃止に伴って)3月の中京2週目に移った。
6月に行われていた時は、梅雨時の最終週で馬場が荒れているため、「外枠有利」が顕著だった。具体的には連対18頭中10頭は6〜8枠で、6〜8枠が連対しなかったのは1回だけ。しかし昨年は、1着=4枠、2着=3枠、3着=1枠。今後は「内枠有利」にシフトしていくはずだ。
また、6月開催時は時計がかかるため、1200M専門馬では厳しかった。連対18頭中13頭は前走が1400M以上。しかし昨年は、1〜3着がすべて前走1200Mの馬だった。
ただし昨年は、1着も2着もダート経験のある馬だった。6月開催時にもダート経験のある馬が強かった(9年で12連対)。これは「荒れて時計のかかる芝なのでパワーが必要」と解釈できたが、かつての(同時期の)クリスタルCでも(高速決着であっても)ダート経験は重要だった。「3歳春の芝1200M重賞ではダート経験が重要」なのだと解釈できる。
時期が早くなったぶん、レースレベルは下がった。昨年は1、3着馬が前走500万1着。重賞実績は必要ないと思われる。