スプリンターズSのステップレースとして開幕週に繰り上がり、1200Mに短縮された平成12年以降を参考にする。なお、今年は中京での施行。
 ここ6年で3回が1分7秒台で、今年は良馬場なら1分6秒台も十分の平坦中京だけに、持ち時計は特に重視したい。連対12頭中9頭が1200Mで連対率5割以上、または5勝以上をマーク。絶対的なスピード能力が要求されるレースだけに、この距離のスペシャリストが強いのは当然。また、牝馬の活躍(6連対)が目立つのも特徴的だ。
 前走の着順については、GTだった馬は不問だが、それ以外は4着以内が理想。連対12頭中9頭は夏競馬を使った組で、うち6頭が前走を勝っていた。夏の上がり馬が勢いをそのままに台頭するケースが目立つ。夏競馬出走組は好調馬にまず注目、近況を重視したい。休養明けで連対の3頭中2頭はGT馬で、残る1頭にはGT3着の実績があった。休養明け克服には相当な底力が必要だ。前走の距離については1200M以下の組が断然で連対12頭中11頭が該当する。
 上がり馬に注目とはいえ、その力の裏付けは必要で、実績面は重視したい。連対12頭中7頭が重賞勝ち馬、3頭にオープン勝ちがあった。
 1番人気、2番人気がともに[2・2・2・0]と安定感抜群で、毎年どちらかが必ず連対。配当的には波乱は期待薄で、無理な穴狙いは避けたい。