競馬予想 第52回 オールカマー(GU)
GV当時は地方馬が活躍して場内を沸かせたりもしたが、GU格上げ後は落ち着いた頭数の年が多く、傾向もはっきり変わった。
かつてと比べると波乱は激減。一昨年こそ春のクラシックで活躍した3歳馬2頭が消えて3連単10万円台だったが、それを除くと最近10年間の馬連最高は2470円。実力馬に有利な斤量規定で、今後も本命サイドの決着が多く見られるはずだ。
連対馬はすべてオープン馬で、20頭中15頭に重賞で連対実績。たとえレベルが低い都市でも、良績がオープン特別だけの馬は苦戦している。
連対馬のうち2000M以上で未勝利だったのはトーセンダンディとグラスボンバーだけ。それでも、ともに2000MのGVで馬券に絡んだことはあった。また、2100M以上で連対していない場合は2000Mがベストの馬でないと狙いにくい。
ここから始動する一流馬も少なくなく、毎年必ず休み明けの馬がいる。2ヵ月以上間隔があいて連対した馬はすべてGT連対経験馬。人気で消えるケースもあり、仕上がりをしっかりチェックする必要はあるが、久々自体はマイナス材料にならない。そしてGT級でない順調な馬は、前走か前々走で連対が好走条件になる。
昨年は上がり34秒6。似たような流れの年が多く、決め手が要求されるケースが目立つ。流れに乗る先行馬と一瞬の切れ味に優れた馬をマーク。