競馬予想 第21回 フラワーC(GV)
かつてはクラシックに繋がらないレースの代表格だったが、3年連続で勝ち馬が春のGTを勝った。レベルの上昇と連動するように、かつてのような波乱の連続ではなくなり、1番人気は〔5・2・2・1〕。着外は前走500万6着馬で、まともな成績の馬が1番人気なら3着は外さない。
前走500万で負けていた馬が1番人気では危ないが、前走4着以下の馬も6連対。ただしその場合は、前走がダート(2頭)、クイーンC(2頭)、芝2000M以上(2頭)であることが条件。
「コーナー4回の1800Mなら距離不安はごまかせる」と言われるが、このレースでは距離実績が重要。連対20頭中18頭は1600M以上で勝ったことがあり、他の2頭も2着、あるいは3着2回。また、ダート実績のある馬が活躍するのも特徴で、連対20頭中8頭にはダートで3着以内があった。ダート経験がありながら3着以内がなかった馬の連対例はなく、逆に芝の経験がありながら芝で3着以内がなかった馬の連対例はある。
ダート実績がモノを言うのは「パワー勝負」になりやすいレースだからだが、中山芝の高速化に伴い、かつては凡走例が多かったサンデーサイレンス系の好走が増えた(最近3年で4連対)。直仔はもういないが、孫の世代には今後も注目。