競馬予想 第60回 鳴尾記念(GV)
頻繁に開催時期やグレード、距離や斤量規定が変わる重賞。平12年から暮れの開催に戻り、昨年からは1800Mの別定戦となった。データには条件変更後の昨年のものは含まれていない。
大荒れとなった昨年の連対馬は前走GVで10、14着だったが、他の連対馬10頭は前走GT出走(6頭)か、1800〜2200Mで3着以内(4頭)だった。ハンデ戦でもこのような傾向だったので、別定戦になれば「GT出走か前回好走馬」という傾向はさらに強まるだろうと推測できる。
前走GTで1秒差以内だった馬は〔3・3・2・4〕。ここから牝馬と3歳馬を除くと〔2・2・1・1〕となる。
連対12頭中8頭はすでに重賞勝ちがあった馬で他の4頭中2頭も重賞2〜3着があった。例外は3歳馬と重賞経験1戦の馬。ハンデ戦でも「実績馬が強い」という傾向だったので、別定戦になれば、より実績馬重視という方向に向かうだろう。
年齢別の成績は3歳〔1・2・1・16〕、4歳〔1・2・4・7〕、5歳〔0・1・1・26〕、6歳以上〔4・0・0・22〕。暮れのハンデ戦なら3歳馬は4歳馬と互角、ハンデ戦では高齢馬の一発に注意、ということだが、別定になれば変わってくるかもしれない。