チューリップ賞が桜花賞への王道ステップなら弥生賞は皐月賞(とダービー)への王道。1番人気[3・1・2・4]という成績はチューリップ賞と似ていて、1番人気で勝てば大出世が約束されるのも同じ。弥生賞を1番人気で勝った3頭は皐月賞、ダービーで負けていない(故障で出走できないか勝つかのどちらか)。1番人気で2〜3着だった3頭も皐月賞やダービーで連対している。
 1番人気の勝率は高くないが人気薄の大駆けも少ない点もチューリップ賞と似ていて、連対20頭はすべて1〜4番人気。よって馬連対平均配当は1160円と低い。3着も10頭中6頭は1〜4番人気で、3連複でも高配当は出にくい。
 チューリップ賞と違うのは1勝馬の出番がないこと。連対20頭中19頭は中央2勝以上で、例外1頭にしてもキャリア3戦で重賞3、2着。つまり、500万条件の馬は連対していない。3着でさえ500万条件の馬は1頭だけなので、ほぼ「消し」でいい。また、20頭中19頭は前走1〜2着。例外1頭もGT(朝日杯)4着だから、実績があって前走着順も良い馬しか連対できない。3着馬も前走GT以外で4着以下だった馬は1頭だけ。
 種牡馬別ではサンデーサイレンスが5勝2着5回と連対馬の半数を占める(3着も4回でほぼ半数)が、5頭も6頭も出走してくることが珍しくないので、あまり使えるデータではない。