まず焦点となるのはダービー以来となる馬の取捨だが、トータルでは[3・3・3・13]。ただし、昨年はダービー4着馬と5着馬が3番人気と2番人気で4、9着。危険な面がある。
 危険なパターンは皐月賞とダービーの両方に出走していた場合で、トータルで[2・0・1・8]。2勝しているが率は悪く、人気馬がよく消える。なお、皐月賞→ダービーの後、地元の重賞(北海優駿)を勝ったコスモバルクはこの路線とは別とした。
 一方、皐月賞不出走→プリンシパルSか青葉賞で連対→ダービー出走、という馬は[1・3・1・5]。勝率は低いが連対率は高い。特にこのパターンでダービー5着以内なら[1・2・0・0]と抜群。
 前走が500万、1000万だった馬が10連対と半数を占める。特に芝2000M以上の1000万を勝った直後の馬は[1・4・1・3]と好成績で、要注目。前走が500万だった馬は(セントライト記念が)重馬場の時しか連対していない。なお、その他の連対馬(4頭)はすべて前走重賞3着以内。
 距離実績は重要で、連対20頭中17頭には2000M以上で連対実績があった。他の3頭中2頭は1800Mの重賞連対があり、なおかつ2000Mでも重賞3着やGT4着があった。まったくの例外は昨年のキングストレイル。「前年11月以来」というステップも含めて異例中の異例だったが、この馬にしても1800Mの新馬戦を勝っていた。