チューリップ賞は1番人気が今ひとつでも人気薄の台頭も少ないが、こちらは1番人気は[6・2・1・1]と信頼できる(前走3着以内で前走から4ヶ月以内なら連対率10割)。しかし、2番人気[1・1・2・6]、3番人気[1・3・2・4]と他の上位人気が、今ひとつで5番人気以下が6連対。
 連対20頭中15頭は前走3着以内(1〜2着かGT3着)。他の5頭(前走4着以下)は5〜7番人気なので前走凡走が穴をあけるわけだが、この5頭は「前走1〜3番人気」または「2走前にオープン1着」だった。前走で人気=2走前が好内容、と考えられるので、前走で人気がなかったり2戦連続で凡走しているようだと苦しい。
 前走が500万だった馬が5連対。うち3頭が「前走ダート勝ち」だった点が目立つ。前走が芝の1200Mだった2頭はサンデーサイレンス産駒であり、この種牡馬は(クイーンCなどでもそうだが)「実績不問」なので、普通は「ダート勝ちでなければ500万の直後では苦しい」となる。
 中央3勝以上馬は[2・1・2・6]。1番人気が好成績のわりには「実績馬」は不振だが、この手の実績馬はチューリップ賞に出走するのが普通で、こちらに回るのは「早熟のスプリンター」か「仕上がりが遅れた」場合が多く信頼できない。1勝馬は6連対だが、うち5頭にはオープン3着以内があった。まったくの格下馬の出番は少ない。